能登半島地震を乗り越え 被災者が大学入学式[2024/04/06 09:35]

 5日に行われた名古屋大学の入学式。新入生の三波凪紗さんは、能登半島地震の被災者です。

三波さん
「地元が恋しくなるくらい寂しくなるのかなと思っていたのですが、意外と大丈夫でした」

 大学受験を控えた矢先に起きた能登半島地震で、三波さんの地元・石川県羽咋市は大きな被害を受けました。

三波さん
「余震もありますし、私の場合は自宅でなかなか水が出なくて、給水車が来る度に水をくみに行くという生活だったので。(受験勉強が)手につかない時もあったので、正直いうと不安はありました。地震があっても、看護師、保健師になりたいという夢だとか、名古屋大学に行きたいという夢を途切れずに強く持っていて、その気持ちを胸に受験しました」

 厳しい環境での受験でしたが、見事、志望校の合格をつかみ取り、5日に晴れの日を迎えました。

三波さん
「自分が地元のために何ができるのか、具体的なことはまだ何も分からないのですが。周りがすごい人ばかりなので、自分もその勢いに乗って、新しいことにチャレンジできたらいいなと思いました」

(「グッド!モーニング」2024年4月6日放送分より)

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