「復興へ一歩を踏み出せた」のと鉄道 全線で運行再開[2024/04/06 12:32]

 能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県の「のと鉄道」が約3カ月ぶりに全線で運行を再開しました。

のと鉄道 中田哲也社長
「社員の皆さま、あなた方がいなければこの復旧は成し遂げられませんでした」

 七尾駅から穴水駅の約30キロの区間を結ぶのと鉄道は地震で線路が寸断されるなどの被害を受け、一部区間で運休が続いていました。

 6日午前6時12分の始発列車に合わせて「がんばろう能登」と刻まれた列車がゆっくりと動き出し、3カ月ぶりに全線で運行が再開しました。

利用者
「復興に向けた大きな第一歩が踏み出せたことを強く実感しました」
「やっと動いたというか、なくなったらどうしようという不安がすごく皆さんあったので、本当に良かったと思います」

 当面の間、一日の本数は地震の前より3往復減らした14往復となり、一部区間で速度を落として運行されます。

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