特急「やくも」がモデルチェンジ 沿線の景色に映えるブロンズカラーが特徴[2024/04/06 17:15]

 山陰と山陽を結び、国鉄時代から愛されてきた特急「やくも」が新しく生まれ変わり、6日から運行を開始しました。

 出発地点の島根県出雲市駅のホームに真新しい車両がゆっくりと入ってきます。

 273系新型「やくも」はJR西日本が160億円をかけてモデルチェンジしました。

 沿線の景色に映えるブロンズカラーが特徴です。

 座席の間隔は従来より7センチ広くなり、新幹線と同じくらいのゆったりしたシートを備えます。

 「雲」がデザインされた向かい合わせの座席では、座面をフラットにして足を伸ばすことができ、快適性が向上しました。

 このほか、全席にコンセントが設置され、Wi−Fiも使用できます。

 特急「やくも」の走る中国山地はカーブが多く、これまで列車の横揺れが課題でしたが、新型車両では2割改善されました。

 特急「やくも」は6月までに44両が新型に入れ替わる予定です。

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