大谷選手も書いた「目標設定シート」で夢実現へ… 花巻東高校「目的教育」の効力[2024/04/21 18:57]

 大谷翔平選手がメジャーリーグでの活躍を夢見て書いた“目標設定シート”。出身校の花巻東高校では、これを発展させた「目的教育」が行われています。今年度初めての授業を取材しました。

■夢を実現へ… 花巻東高校「目的教育」の効力

 2人のメジャーリーガーを生んだ花巻東高校。体育館での授業。生徒の皆さん、手帳を開き、何やら書き始めました。「部活で全国大会出場」「甲子園出場」。それぞれの夢や目標を書き込みます。実はこの手帳、勉強や部活動の目標から自己分析などが書き込めるオリジナルの生徒手帳なんです。

花巻東高校 女子ラグビー部3年 久慈怜音さん(17)
「毎日の反省と課題を書くところがあり、そこに書くことで、自分が何が足りないのかと何が良かったのかを書くことで分かりやすくなるので、それにもつながったかなと」

 授業の一環として、生徒たちは夢や目標を持って手帳を活用しながら取り組んでいます。

 さらに、手帳には…。

花巻東高校 男子バレー部3年 花坂琉空さん(17)
「世界一周という、すごい大きな目標」

 大谷選手も高校生の時に書いた“目標設定シート”です。中央に目標を書き、その周りに目標達成に必要なことを書き入れたものです。

花巻東高校 男子バレー部3年 花坂琉空さん
「『世界一周』という目標を達成するためにやるべきことを書いて、それをしっかり分けて細分化して、しっかり細かく書くことによって日々やることをやっていけているかなと」

 女子ラグビー部員で3年生の後藤さん。1年生の時に立てた目標が…。

花巻東高校 女子ラグビー部3年 後藤渚菜さん(17)
「自分は全国(大会)にまず出場するというところを目標に。あとは3年間の目標として、花園の舞台で15人制で東西戦があるが、その試合に出場することを目標としてきた」

 目標に向け、ラグビーに打ち込んできた後藤さん。去年、その夢がかないました。

花巻東高校 女子ラグビー部3年 後藤渚菜さん
「去年は全国大会の方に出場させていただいて、11位。そうやって全国の舞台に立てたことは、すごくうれしく思っています」

花巻東高校 楢山晃史教諭
「目標設定とか、そういった取り組みはすごく大事だと思う。生き方にとっては、すごく大事なことだと思う。どんどん広がっていけばいいのかなという思いもあります」

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