藤井聡太八冠、名人戦で選んだ“勝負おやつ”は? 今後の対局地で“選抜”始まる[2024/04/24 15:00]

 24日午前から行われている将棋の名人戦・第二局2日目。勝負の行方…そして、おやつにも注目した。

■藤井八冠・豊島九段がオーダーしたものは?

 対局場に先に姿を表したのは、豊島将之九段。5年ぶりの名人奪還を狙う。そして、すぐに藤井聡太八冠が入室。名人初防衛に向け、連勝を目指している。

 豊島九段の封じ手が開封され、2日目の対局が始まった。2人の盤上の戦いもさることながら、番組が注目してきたのが“勝負おやつ”だ。

 対局が行われている千葉県成田市では、今年2月から3月にかけ「なりた勝負おやつコンテスト」を開催。対局の合間に棋士が食べる勝負おやつを募り、10品が選ばれていた。

 果たして、藤井八冠と豊島九段が、23日の対局でオーダーしたものとは?対局中継を見ながら、その瞬間を待っていた。

スタッフ
「あっ、出ています。藤井名人のおやつは…黒平(くろべら)まんじゅうです!黒平まんじゅう…」

 お店に向かうと、早くも「藤井効果」が現れていた。

■“新考案のメニュー”も選ばれる

 23日午前中、藤井八冠が選んだ勝負おやつ「黒平まんじゅう」とは、どんなお菓子なのか?

 販売しているのは、成田市で21年続く和菓子店。黒平まんじゅうは、しっとりモチモチの食感と黒糖の香ばしさ、小豆あんの豊かな香りが楽しめる逸品だ。

 藤井八冠が選んだことが分かった1時間後には、早くも…。

50代
「(Q.きょうは、なぜ買いに来た?)藤井くんがおやつに選んだというから。何回か成田には来ていたんだけど、初めて(勝負おやつに)選ばれたので買ってみました」

 さらに、店の人は、次のように話す。

黒平まんじゅう本舗 根本博さん
「感激しちゃいまして、本当にうれしくて、光栄なことです」
「(Q.このおまんじゅうで、藤井八冠どんな将棋が指せそうですか?)(黒平まんじゅうは)しっとりモチモチしていますので、粘り強く、今回も頑張って、勝っていただければと思っています」

 そして次の注目は、3時のおやつだ。藤井八冠が選んだ、勝負おやつを作っているのは、成田市内の「ホテル日航成田」だった。

ホテル日航成田 パティシエ 鬼王さん
「成田産さつまいものショートケーキでございます」
「(Q.上にのっているの何ですか?)アザラシでございます」

 このケーキはなんと、今回の勝負おやつコンテストに応募するために、新たに考案したメニューだという。

ホテル日航成田 パティシエ 中川さん
「藤井さんが、かわいらしいケーキが好きだということで、かわいい動物をイメージしたものを作ろうと思って、アザラシにしました」

■番組が取材したお菓子は…?

 そして2週間前、番組が取材したお菓子は一体どうなったのだろうか?

 「妖精のお芋モンブラン団子」は、豊島九段の3時のおやつとして選ばれた。

成田参道 房の駅 渡辺真さん
「豊島九段に選んでいただいたので、すごくうれしいです。まだチャンスありますので、ぜひ次は藤井名人にも食べていただきたい」

 一方、「ぴーなっつ最中」は、23日時点では、まだ勝負おやつとして注文されていない。

なごみの米屋 總本店 廣井さん
「あしたぜひ、選んでいただければなと思います!パッケージがかわいいので。ピーナッツのキャラクターがにっこりこっちを向いてくれているので。思わず手に取ってみたくなるんじゃないかなと思います」

■成田市以外でも…おやつの選抜

 つい先ほど、2日目午前のおやつが発表された。

 藤井八冠は、後藤だんご屋の「やきだんご」でした。豊島九段は、午前はおやつを頼まなかったそうだ。

 そして、23日午前中に藤井八冠が食べたおやつを、スタジオに用意した。成田市の和菓子店「菜花の里」の黒平まんじゅう。昔ながらのセイロ蒸しで作るおまんじゅうで、黒糖の香ばしさが特徴だという。

 将棋対局でのおやつに全国的な関心が集まっているが、今回の成田市以外にもおやつの選抜が行われている。

 6月17日に新潟市の岩室温泉高島屋で、棋聖戦第2局が行われる予定だが、ここで出されるおやつを新潟市が公募。インターネット投票などで、対局当日に棋士に提供されるおやつ候補を選定する。

 投票は今月30日午後11時59分までで、日本全国誰でも投票可。候補に選ばれたおやつに投票した人の中から7人に温泉利用券などが当たるという。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年4月24日放送分より)

こちらも読まれています