GWの“新名所”生ドーナツに大行列!「ディズニーみたい」餃子に2〜3時間待ちのワケ[2024/04/29 19:27]

 各地の「行列」に注目をします。渋谷では朝10時前から長蛇の列ができていました。お目当ては「生ドーナツ」です。

■渋谷「生ドーナツ」朝から大行列

 連休の渋谷には、朝から長蛇の列が。

先頭に並ぶ女性(神奈川から)
「家出たのは9時ぐらい。生食感がおいしい。ふわふわでもちもち」

 お目当てはただのドーナツではありません。揚げているのに生。不思議な食感がSNSなどでバズった「生ドーナツ」です。

 店は渋谷駅から徒歩10分ほどの場所にあり、開店直前には、列は約65メートルまで伸びていました。

都内から来た人
「連れて来ちゃいました。(行列は)嫌だけれども、せっかく来たからにはしょうがない。並ぼうかなと思って」

 遠方からの人も…。

岩手から来た人(10代)
「岩手県から(片道)3時間くらい。お金も往復で3万円くらい」

 岩手から3万円かけて1個238円の生ドーナツを買いに来たといいます。

岩手から来た人
「親が食べたいと言っていて」

 29日も東京は夏日。スーツケースを手に順番を待ちます。一番乗りの女性。もうトレーがいっぱいです。
  
一番乗りの客
「10種類ぐらい買ったと思います」

 客は入れ替わり立ち替わり。調理場では生地を練る人、揚げる人、作業を分担することで効率化していました。1日に60種類。約3000個を作るそうです。

 一方、3万円かけて岩手から来た女性。
 
岩手から来た人
「修行ですね」

 1時間半待ってようやく…。

岩手から来た人
「全部おいしそうなんで、ホイップが入ったのが食べたくて、悩みますね。トレーがもうパンパンに」

 生ドーナツなど15個。約6000円のお買い上げです。念願の生ドーナツを頬張ります。

岩手から来た人
「大きい!おいしいです!もちもちしてます。しゅわっとなっている」

 かぼちゃを練り込んだ生地を高温でさっと揚げることで、溶けるような食感になるそうです。

■GW「餃子の街」宇都宮も大行列

 一方、北関東では意外な場所に大行列が…。

 街灯も壁もマンホールも駅前の像だって何もかもが餃子。餃子大国・宇都宮が…。

 至る所に行列、行列、行列。餃子の専門店5店が軒を連ねる「餃子通り」には、あちこちに大行列ができていました。

 白菜など野菜たっぷりの餃子が売り。老舗の「宇都宮みんみん」や厚めの皮でもちっと食感が特徴の餃子店「香蘭」など、宇都宮の色んな餃子店の味を一気に楽しめる「来らっせ」では、オープン前、最大200人待ちになりました。

 なぜ、連休に…。並ぶのには20年越しの理由がありました。

福島から来た人
「(Q.どのくらい待っている?)2時間。開店前から。ディズニーランドだねと」
「(Q.そこまでして食べたい?)来たからには記念で食べてみたい。初なので思い出に」

 あまりの行列に座って待つ母娘も…。

山形から来た人
「(Q.並ぶの大変では?)並ぶの嫌いな人なので、母親は」
「(Q.どんな気持ち?)もう諦めた」
「(Q.諦めたい?)諦めたい」
「(Q.帰る?)帰らないよ」
「(Q.こんなに並ぶことは?)ない」

 それでも並び続けるのには訳が…。

山形から来た人
「みんみんに初めて来たのが20年くらい前。その時、すごくおいしくてお土産買って帰って、ずっと来られなくて…」
「(Q.念願?)そうなんです。私は並ぶこと苦ではない人だけど」

 せっかくのゴールデンウィークの「思い出」に。ちょっと遠くから来る人が多いようです。

宇都宮餃子会 鈴木章弘事務局長
「GW期間中だと、2時間、3時間平均でお待ちいただいている。長いと10連休もいると思うが、多くがカレンダー通りだとすると、近場でなるべく安く、おいしく楽しく過ごしていただける」

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