「どやさ」で一世風靡 男性中心の漫才界でブームけん引…今くるよさん死去[2024/05/28 23:30]
![](/articles_img/000351695_1920.jpg)
「どやさ」のギャグで一世を風靡した漫才コンビ『今いくよ・くるよ』の今くるよさんが、膵がんのため、大阪市内の病院で亡くなりました。
強烈なキャラクターに、会場はいつも爆笑の渦。相方のいくよさんが、胃がんの治療から復帰した舞台でも、テンポの良さは往年のものでした。
高校の同級生で、ソフトボール部だった2人。デビューは、1973年のこと。当時、男性中心だった漫才界で、頭角を現したのは、1980年代の漫才ブームでした。女性漫才師として、一世を風靡。お互いのメークや派手な衣装をネタにし、人気は絶頂に。1984年、上方漫才大賞の大賞を受賞するなど、多くの賞に輝きました。
しかし、病魔が、いくよさんを襲います。2015年5月28日、胃がんのため、人生の舞台に幕を下ろしました。
今くるよさん(2015年6月):「本当にいい相方やったなと今も思ってます。くじけずに、ここまでやってこられたのは、やっぱり、いくよさんの心のおかげやと思いますわ」
日本一の相方を失い、憔悴しきっていたというくるよさん。最後の舞台となったのは、おととし4月、吉本興業創業110周年の特別公演でした。
27日に亡くなったくるよさん。いくよさんと、1日違いの命日となりました。