相次ぐ倒木“危険な木”見分け方は 「台風2号」発生 警戒を[2024/05/31 18:28]

 通勤時間帯に雨直撃。イワシ漁にも影響。

■雨が通勤通学を直撃 イワシ漁に影響

 31日、温帯低気圧に変わった台風1号。関東地方では通勤時間帯に活発な雨雲が流れ込みました。

 影響はイワシ漁にも…。

漁師
「きょうは台風の影響もあって駄目でした。魚の反応がそんなになかった」

 海が状況が悪く途中で中断し、引き返すことになりました。

■相次ぐ倒木“危険な木”見分け方は

 低気圧や前線の影響で相次いだのは、倒木による被害です。道路を塞ぎ、交通の妨げにもなる倒木。山梨県富士河口湖町では軽自動車が木の下敷きになり、中に乗っていた70代男性が死亡する痛ましい事故も起きました。

 相次ぐ倒木被害。事前に危険な木を見分ける方法はあるのでしょうか。

樹木医 和田博幸さん
「倒木の危険性というのは、キノコによって根元が腐ってしまうことで起こることが多い」

 腐った木の内部を見てみると、このように空洞ができ、スカスカの状態に。

和田博幸さん
「幹を腐らせるキノコがいくつかありまして、そのキノコによって幹の中が腐ってしまったりということになると立っている(木の)強度が劣化してしまい、強い風によって倒れやすくなるということがある」

 しかし、キノコが生えていなくても注意が必要な木もあるといいます。

和田博幸さん
「葉が小さかったりだとか、枝の先端が枯れていたりだとかっていう症状を示しているものがあると何らかの根に障害を持っているというふうに判断する。そういう木が樹木が身近にあった場合は注意するというのが必要だと思います」

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