“タクシー暴走”目撃者語る一部始終 なぜ歩行者に…不自然な走行ルート[2024/06/05 19:15]

 柱に正面から突っ込んだタクシー。前方が大破しています。白昼の駅前でタクシーが暴走し、歩行者ら3人がけがをしました。何があったのでしょうか。

■“タクシー暴走”歩行者ら3人けが

 5日昼すぎ、にぎわう駅前の歩道にタクシーが突っ込みました。歩行者2人を巻き込んだ事故。現場には痕跡が生々しく残されていました。

目撃者
「ドスドスドスと…。びっくりしたよ、こんな突っ込めないもん」

 事故を目撃した人が当時の状況を語りました。

 目撃者から通報があったのは午後0時半すぎ。

119番通報
「タクシーが突っ込んだ」

 現場は千葉駅の東口にあるロータリー。68歳の男性が運転するタクシーが突っ込みました。柱にめり込んで止まったタクシーは前方が大破しています。

 そばにあるバス停で待っていた人なのかは、まだ分かっていませんが、歩道にいた80代の女性と50代の男性が巻き込まれて病院に搬送。意識はあるということです。

■なぜ歩行者に…不自然な走行ルート

 驚くのはタクシーが事故で辿ったルートです。

 タクシーはタクシープールから直近の歩道、そしてガードパイプと植え込みを超えて反対側の歩道に突入。歩行者2人をはねました。

■事故の目撃者語る一部始終

目撃したタクシー運転手
「前を歩いていたら、こっちからスーッと向こうに走るから『この人の番じゃないのにな』と思って見ていたら向こう行った。『あれっ?』と思ったら、そのまま突っ込んでいった。3秒ちょっとで向こうまで行った。グワーッて行ったから、あっちに行くスピードではない」

 ガードパイプは折れ、草木もなぎ倒された状態に。事故の衝撃を生々しく伝えます。

目撃したタクシー運転手
「(Q.ドライバーの様子は?)ボーッとしていた。俺、向こうに行って『大丈夫か?』と言ったら『うん』とは言ったけど」

駅の利用者
「(ガードパイプなどを)よく越えましたよね」

 タクシーの運転手も顔面のけがで病院に搬送されましたが、事故直前に何があったのかは分かっていません。

こちらも読まれています