男性が書いた“日記”家族が見つけ… 日本百名山“遭難2日”救助の瞬間[2024/06/13 18:40]

 日本百名山の一つ、巻機山で遭難した男性の救助の瞬間です。

 救助隊員がヘリコプターから身を乗り出しました。新潟県南魚沼市の「巻機山」。警察のヘリコプターが登山中に遭難した70代の男性を発見、救助に向かいます。

 アイガメの滝と呼ばれる沢の近くの雪渓、残った雪の上に男性は座っていました。

救助隊員
「●●さんですか?救助しますよ」

 意識はあるものの衰弱した様子だったという男性。2日ぶりに救助されます。

救助隊員
「バンザイして下さい…バンザイ」

 つり上げるための器具を男性の脇の下あたりに装着、つり上げの準備に取り掛かります。

救助隊員
「脇をしめて下さい。ここ、ここ…ここ…。離さないでね」

 つり上げに失敗は許されません。

救助隊員
「絶対に離さないで下さいね」

 いよいよ、つり上げる作業に入ります。

救助隊員
「上がりますよ」

 腕をまわして、ヘリコプターで待つ隊員につり上げを要請しました。

 東京・東村山市に住む男性は9日、家族に行き先を告げずに外出。夜になっても帰って来ないことから家族が日記を見たところ、「巻機山に向かう」と書いてあり、警察に届け出たということです。

 家族によると、男性は道を間違えて滑落。左足首を捻挫していて、疲れもあったのか動けなくなっていました。

 警察は、入院した男性の回復を待って詳しい経緯などを聞くことにしています。

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