九州南部と四国「線状降水帯」予想[2024/06/17 19:49]

 大雨の情報です。九州南部と四国の4県に「線状降水帯」の予測情報が出されました。

■九州南部と四国「線状降水帯」恐れ

 危険な雨。すでに降り始めています。

 17日午前中の種子島の映像では雨が道路にたたき付け、日中とは思えない暗さになっています。トラックが上げる水しぶきも人の背丈ほどに上がっています。

種子島に住む人
「港に近い方によると、すごい雨で玄関マットが流された」

種子島の宿泊施設
「(雨は)かなりひどいと思います。降ったり弱くなったりしているけど、朝からずっと。ちょっと先が見えなくなるくらい。雨粒も大きくて屋根に当たって音がすごい、バラバラバラと」

 鹿児島県の沖永良部島ではワイパーが意味をなさないほどの雨です。港を映したカメラは10分ほどでその表情を一変させています。

鹿児島地方気象台
「今夜からあすの午前中にかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性がある」
 
 気象庁は九州南部と四国の各県に線状降水帯の予測情報を出しました。18日午前中にかけ、災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。

鹿児島地方気象台
「事前に大雨に対して危険度、土砂災害に対する危険度、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水など、災害等の危険度が線状降水帯が発生すると急激に高まる可能性がある」

 鹿児島県では土砂災害警戒情報が出され、屋久島町では一部地域に「高齢者等避難」の情報が出ました。

種子島の宿泊施設
「また、これから夕方ひどくなると所々、冠水するので(従業員が)きちんと自宅まで帰ってくれれば」

■18日午前中にかけ大雨情報

 宮崎県ではすでに川が増水し、濁り掛けています。梅雨前線が北上し、活発な雨雲が九州に近付いています。

 九州北部では平年より13日遅い梅雨入りが発表されています。

 17日夜から18日にかけ、西日本や東日本の太平洋側を中心に近畿から関東にかけても警報級の大雨の恐れがあります。土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

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