【解説】大阪・関西万博 開幕間に合うか 予算増額など課題多く残る[2024/06/25 12:22]

 会場にいる万博担当の宮本記者に聞きます。

 (宮本華記者報告)
 (Q.建設の遅れが指摘されている海外パビリオンですが、今後の見通しについて教えて下さい)

 万博の参加国は全体で160カ国程度で、そのうち独自パビリオンは最初、およそ60カ国程度あったんですけれど、すでに10カ国ほどが断念し、さらに今もなお建設業者を決めていないという国もあります。

 これに対して、関係者らは「すでにデッドラインは過ぎた」「今から建設を始めても到底間に合わない」と話しています。

 万博協会は今月中にも各国の出展の意向を取りまとめる方針ですが、全体的な規模の縮小感は否めません。

(Q.建設遅れのほかに、予算の増額やメタンガスの爆発事故など課題が多い万博ですが、機運の高まりは感じていますか?)

 私自身、なかなか機運が高まっているとは感じられていません。去年11月に販売を開始した前売りチケットの売上は目標の2割程度と少し伸び悩んでいます。

 関係者らは、秋に重点を置いて、盛り上がりをつくりたいと話していて、秋には一部パビリオンの入場予約が始まるので、その時点でパビリオンの「中身」がようやく出てくるのではないかというふうに思っています。 

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