大船渡の山火事 発生11日目 「熱源」に警戒

　岩手県大船渡市の山火事は発生11日目です。新たな延焼の拡大は確認されていないものの、樹木の内側など熱源への警戒が続いていて、鎮火のめどは立っていません。

　市は8日、延焼の恐れがなくなったとして赤崎町の一部地域の避難指示を解除しました。

　解除された地域にある東朋中学校は10日から授業を再開しますが、およそ7割の生徒が避難所生活を続けています。

　また、13日の卒業式についても、例年通り実施できるかは不透明な状況です。

東朋中学校　教師　大森俊太郎さん
「最後の授業という式なので、通常通り開催できたらいいのかなと思っていますが、このような状況なのでどのようになるかは、まだ検討中だと」

　市では、現在も3000人以上が避難所や親戚の家などに身を寄せています。