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12日から長崎県を訪れていた天皇皇后両陛下が皇居に戻られました。これで戦後80年にあたり硫黄島や沖縄県、広島県を訪れていた慰霊と戦争の記憶を継承する訪問を締めくくられました。
14日午後、両陛下は「国民文化祭」と「全国障害者芸術・文化祭」の開会式に臨まれました。
天皇陛下は「今年、被爆80年という節目を迎えたこの長崎の地で開催されることは大変意義深い」とお言葉を述べられました。
開会式の後、両陛下は長崎県の歴史などを演技や音楽などで紹介するフェスティバルをご覧になり、出演者と懇談されました。
高校生平和大使の一人で「私たちは微力でも無力ではない」とステージからメッセージを伝えた被爆3世の高校2年生に、天皇陛下は「これからも平和の活動を続けて下さい」などと声掛けされました。
2泊3日にわたった長崎県訪問のすべての日程を終えた両陛下は午後6時ごろ、長崎空港に到着し、特別機で東京に戻られました。
最初の2日間は長女の愛子さまも同行し、平和公園で花を供え、原爆養護ホームでは高齢の被爆者と懇談されました。
戦後80年にあたり、硫黄島や沖縄県、広島県を訪れた両陛下は長崎県で、慰霊と戦争の記憶を継承する訪問を締めくくられました。
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