幼稚園バス事故「園児は泣いていて動揺」発生当時の様子明らかに

　千葉県鎌ケ谷市で幼稚園バスが住宅に突っ込み、男性運転手が死亡した事故で、発生当時の様子が明らかになってきました。現場から報告です。

　（社会部・田中爽大記者報告）
　現場は片側1車線の道路沿いです。園児を乗せたバスは歩道の縁石に乗り上げ、そのまま住宅の方に直進しました。そのまま外壁にぶつかり、フェンスは大きく曲がり、破損しています。

　事故当時の様子を目撃した住民によりますと、バスの車内では園児数名が泣いていたということです。

現場近くにいた人
「妙な止まり方してるなと思って降りて歩いてきたら、車が突っ込んでるのに気付いて。入り口付近の園児は泣いてまして、あとの子たちは動揺してるような感じ。騒いではなかった」

　警察などによりますと、この事故で40代のバスの男性運転手が死亡しました。

　また、バスに乗っていた園児9人と保育士も病院に搬送されています。

　幼稚園側は取材に対して「今後どのように対応するかも含めて確認中」としていて、警察が詳しい事故の状況を調べています。