1
天皇陛下はスリランカの大統領と皇居で面会し、元大統領による演説や灌漑(かんがい)事業などについて会話を交わされました。
天皇陛下は30日、来日しているスリランカのディサナヤケ大統領を皇居の御所で出迎え、英語であいさつを交わされました。
その後、小広間で約25分間にわたって懇談されました。
陛下は第2次世界大戦後の1951年に開かれたサンフランシスコ講和会議でジャヤワルダナ元大統領が日本への賠償請求権の放棄を訴えた演説に触れ、「日本人が大変、勇気付けられた」と話されたということです。
また、上皇ご夫妻が皇太子時代にスリランカを訪問した際に歓迎を受けたことについて、「非常に良い思い出を今も持っている」と述べられたということです。
また、大統領がスリランカでは灌漑の技術が発達していて、約1500年前に宮殿に水を提供していたと伝えると、陛下は「どういった技術でそのようなことが可能になるのか」などと質問されたということです。
広告