記録的短時間大雨情報が出された北海道や宮城県では道路や店舗が冠水するなどの被害が相次ぎました。
■冠水する寿司屋 車は立ち往生
局地的に激しい雨が降った宮城県。仙台市宮城野区付近では1日午前11時30分までの1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が出されました。
陸前高砂駅周辺は排水の追い付かない雨水につかりました。
隣接する多賀城市では市内全域に一時、避難指示が出されました。
仙台市宮城野区の仙台港インターチェンジ出口付近は広範囲に渡って冠水し、複数の車が道路上で立ち往生する事態に…。
そんな状況に裸足で歩く人の姿も見られました。
塩釜市でも正午までの3時間に100ミリを超える雨を観測。車を運転するのには、かなり危険な水位にまで道路が冠水。
廻鮮寿司「塩釜港」 中川一郎さん
「かなり強くは降っていたんですけども、店内まで雨が入ってきたことはなかったので驚いております、予想外でした。少し低いのは知っていたんですが、まさかけさの雨でここまでなるとは思っていませんでしたのでびっくりしました」
店の目の前では立ち往生した車が…。ドアを開けようとしますが、外に出られない状況がしばらく続きました。
宮城県では夜遅くにかけて雷を伴った激しい雨が降る可能性があり、低い土地の浸水や河川の増水などに警戒が必要です。
■1時間に120mm超“猛烈な雨”
一方、北海道の胆振地方でも局地的に大雨に…。
北海道白老町の森野では観測史上1位となる1時間に123.5ミリの猛烈な雨を観測。午前6時半ごろと午前8時前に記録的短時間大雨情報が2回発表されました。
降り始めからの雨の量はすでに300ミリを超え、平年の10月ひと月分を上回る大雨となっています。
北海道では夜遅くまで大雨による土砂災害などに警戒し、2日明け方にかけて竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意が必要です。
冠水する寿司店 車は立ち往生…「記録的大雨」相次ぐ冠水被害
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