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北朝鮮に拉致された横田めぐみさんが61歳の誕生日を迎えるのを前に母親の早紀江さん(89)が会見を行い、「長い年月が過ぎているんだと何とも言えない思い」と心境を述べました。
横田早紀江さん
「61歳なんて、そんな歳は自分のことのような感じがするほど、遠い昔から長い年月が過ぎているんだなという思いで何とも言えない思いです。こんなに近い国なのに、本当に皆どうしているんだろうといつも思って心配し続けておりますけど、倒れるわけにいかないなという思いがいつもあります」
1977年に当時13歳で北朝鮮に拉致された横田めぐみさんは今月5日、61歳の誕生日を迎えます。
母親の早紀江さんは会見で「体力がだんだん弱ってきているので頑張ってはいるが、いつどうなるか分からないような年代になっている」と心境を述べ、拉致被害者の早期の帰国を訴えました。
また、4日に投開票が行われる自民党の総裁選挙については「『拉致問題だけは何とかしなきゃいけないと思う』と大きく言う人はいない」と批判しました。
そのうえで「誰かがやらなきゃいけないことなので、国家のためにもこの辺で前進させていただけないか」と述べました。
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