落語家の桂宮治さんが一日署長に　特殊詐欺の被害防止呼びかけ

　特殊詐欺による被害が深刻化するなか、東京・港区にある6つの警察署がイベントを開き、一日署長を務めた落語家の桂宮治さんが被害防止を呼び掛けました。

　3日に港区で行われたイベントでは、落語家の桂宮治さんが一日署長を務め、落語を交えながら特殊詐欺の被害防止を訴えました。

　港区を管轄する麻布署の管内では今年に入り、8月末までに合わせて2億4000万円に上る特殊詐欺の被害が確認されていて、被害は増加傾向だということです。

　なかには警察官をかたる人物から嘘の電話があり、40代の女性が1億3000万円を振り込んでしまった被害も発生しています。

　「LINE」などの通信アプリを使用してビデオ通話に誘導する手口が増えていて、警視庁は不審な番号からの電話には出ないように呼び掛けています。