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東急・田園都市線で列車同士が衝突して脱線した事故で、国の運輸安全委員会の調査は6日午後10時20分ごろに終わりました。午後11時半から順次、運転再開するということです。
5日午後11時すぎ、田園都市線の梶が谷駅に向かう上りの普通列車が停車していた回送列車に衝突しました。
国土交通省と東急電鉄によりますと、衝突された回送列車の運転士は見習い期間中で、隣には指導係の運転士がいたということです。
回送列車は上り列車が使う「3番線」から列車を止めておくための別の線路に移動中でしたが、規定の速度を超過したことによってオーバーランを防止するための信号を受信したため所定の位置より手前で停止したということです。
そのため最後尾の車両が3番線側にはみ出し、普通列車とぶつかりました。
普通列車の運転士は非常ブレーキを操作しましたが、間に合いませんでした。
国の運輸安全委員会は現場に事故調査官を派遣し、6日午前11時ごろから調査を始めました。
夕方には「今日中の調査終了は難しい」としていましたが、調査は午後10時20分ごろに終わりました。
東急電鉄によりますと、調査の終了を受けて午後11時30分から順次、全線で運転を再開するということです。
また、7日は始発から運行予定ですが、ダイヤは乱れる可能性があるということです。
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