【台風22号】気象庁が暴風と波浪の特別警報を発表「最大級の警戒を」

　非常に強い勢力で伊豆諸島に接近中の台風22号について、気象庁は暴風と波浪の特別警報を出し、暴風が吹き始める前の避難を強く呼び掛けました。

　気象庁は8日午後5時前、東京・八丈町と青ケ島村に暴風と波浪の特別警報を発表しました。

　台風22号は9日明け方から朝にかけて、非常に強い勢力のまま伊豆諸島に最も接近する見込みです。

　気象庁は一部の家や建物が倒壊するような猛烈な風が吹く可能性があることから、暴風が吹き始める前に頑丈な建物への移動や屋内で窓から離れるように最大級の警戒を呼び掛けました。

　特に伊豆諸島の一部は早いところで8日夜遅くに暴風域に入り、風が強まる見込みで、それまでに安全な場所へ避難するように強調しました。

　一方で、すでに暴風が吹き始めて移動が困難な場合には少しでも崖や沢などから離れた頑丈な建物の上の階へ移動するなど身の安全を確保するように求めました。

　また、大雨については9日未明から昼前にかけて線状降水帯が発生する可能性があるということです。