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今年のノーベル化学賞に、京都大学副学長の北川進さん(74)が選ばれ、「大きな名誉を頂き、非常に感激している」と話しました。
京都大学 北川進副学長
「新しいことをするチャレンジ、これは非常に科学者にとって醍醐味でして、非常につらいこともいっぱいあるが、実際、新しいものを作っていくことで、それを過去30年以上、楽しんで参りました。今般、かくもこんなに大きな名誉をいただくことになり非常に感激しております」
北川さんは、極めて小さな穴を無数に持つ物質である「多孔性材料」の開発に世界で初めて成功しました。
多孔性材料は、ガスの吸着機能があり、天然ガスなどの貯蔵ができるだけでなく、排ガスから二酸化炭素を分離して吸着するといった様々な応用が可能とされ、地球温暖化対策での活用も期待されています。
京都大学 北川進副学長
「これはいろんな応用展開が考えられます。まだ今、コストとかいろんな問題はありますけど、徐々に浸透してきておりますので、これから私も協力しながら発展していくのを楽しみにしてます」
今年の日本人のノーベル賞は、生理学医学賞に続き2人目になりました。
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