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老朽化を理由に引退した新幹線の点検専用車両「ドクターイエロー」の後継として、JR東海は2027年1月から「N700S」の営業車両で点検を始めると発表しました。
JR東海が所有していた「ドクターイエローT4編成」は、設備や線路の状態を調べる点検専用車両として「新幹線のお医者さん」などと親しまれ、長年活躍をしていましたが、老朽化を理由に今年1月に引退しました。
JR東海は16日の会見で、今後の点検は現在「のぞみ」や「ひかり」として運転している「N700S」の営業車両に検測装置を搭載して、2027年1月から開始すると発表しました。
4編成で、おおむね毎日運転するということで、これまで職員が目視で行っていた「電線や電柱の支障物」なども検測できるようになるということです。
JR東海は、営業車両で点検できることによって、ドクターイエローの時よりも点検頻度が上がり、今まで以上に新幹線の安全性が高まるとしています。
画像:JR東海 提供
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