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8月19日午後11時ごろに撮影された写真。まるで真昼のような明るさです。
明るさをもたらしたのは「火球」。地球に落下するほどの大きな火球が確認されるのは数十年に1度くらいとされています。
しかし、今もっとレアなものが地球に大接近。撮影に成功しました。緑色の光を放つこれは…。
山梨県立科学館 天文グループリーダー 井上拓己学芸員
「緑色のぼんやり光っているものが彗星ですね、レモン彗星の姿です。すごくすっきりとした、きれいな姿だなと思いました。地球最接近が今夜午後10時ぐらいと言われていますので、今まさに地球に一番近いところにいる状態です」
緑色なのにレモンとついているのは、アメリカのレモン山天文台で発見されたからです。
レモン彗星が火球と比べてどのくらいレアなのかというと…。
井上拓己学芸員
「レモン彗星の周期は1400年ぐらいと言われている。見頃はきょうから1週間ぐらい。きょうでお終いではなくて、見ていただけるといいなと思う」
レモン彗星は22日以降も夕方、西寄りの低い空で天気が良ければ観察可能だということです。
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