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若者の間で薬を一度に大量に摂取する「オーバードーズ」が社会問題になるなか、厚生労働省が販売規制の対象となる市販薬成分の拡大を検討していることが分かりました。
市販薬を巡っては、せき止め薬の成分である「メチルエフェドリン」など6成分が「乱用等のおそれのある医薬品」に指定され、原則1人1箱にするなどの販売規制が設けられています。
法改正により来年5月から市販薬の規制がさらに強化されるのに向け、厚労省が6成分以外にも販売規制の対象を拡大することを検討していることが分かりました。
厚労省の調査事業では、せき止め薬成分の「デキストロメトルファン」とアレルギー薬の成分「ジフェンヒドラミン」を「直ちに乱用等のおそれのある医薬品に指定すべき」との見解をまとめていて、これらの成分などが今後、議論される見通しです。
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