交際相手の男に懲役2年6カ月の実刑判決　東京・伊豆大島 死体遺棄事件

　東京・伊豆大島で、交際相手の女性の遺体を損壊・遺棄した罪に問われている男に、東京地裁は懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

　柳瀬宗達被告（46）は去年、大島町で交際相手の高瀬静香さん（当時37歳）の遺体を損壊し、遺棄した罪に問われています。

　これまでの裁判で柳瀬被告は起訴内容を認めたうえで、「高瀬さんは自殺した」と述べています。

　30日の判決で東京地裁は、「残忍で死者の尊厳を踏みにじるもの」と指摘し、「死体遺棄の事案としては特に悪質な部類で、執行猶予が相当な事案とはいえない」として、柳瀬被告に懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。