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2025年10月30日 17:59

“複数の刃物”不可解な点3つ 空き家に男女遺体…58歳夫婦と判明 東京・世田谷

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 東京・世田谷の一軒家で男女の遺体が見つかった事件。遺体は58歳の夫婦と判明しました。取材を進めると浮かび上がってきたのは「3つの不可解な点」です。

■“複数の凶器”不可解な点3つ

 現場は東急田園都市線の「駒沢大学駅」から徒歩10分ほどの一軒家。

110番通報 29日午後0時半ごろ
「2階寝室で倒れている。意識がない」

 普段は倉庫として使われていた空き家。50代くらいの男女の行方不明届が出され、警察官が探していたところ、2階の寝室で倒れている2人を発見。2人は行方不明届の出されていた58歳の夫婦と分かりました。

 不可解な点は遺体が見つかったのが“空き家”ということ。2つ目は近くに“複数の刃物”が落ちていたことです。

 不可解な点はもう1つ。遺体で見つかったのは58歳の夫婦ですが、“違う人”が住んでいたという証言です。

周辺住民
「(住人は)80歳以上だったと思う。女性のヘルパーが玄関を行ったり来たりしていた」
「息子さんは50代くらい。お母さんと歩いているのを見たことがある」

 近隣住民によりますと、息子は徒歩数分のところに住み、その玄関には高齢者などの福祉に関わる区の福祉課からの張り紙が貼られていました。

 空き家で見つかった男女の遺体は何を意味するのでしょうか。

元埼玉県警刑事 佐々木成三氏
「何かしら思い入れのある場所なのかと思う。住んでいた家の可能性もある。そこに何か事件のヒント、その場所を選んだ理由があるかもしれない。疑わしい凶器が多くあるなかで警察が殺人と断定していないのは、凶器が第三者が持ってきた形ではない可能性が高いということだと」

 警視庁は事件の可能性も視野に調べています。

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