札幌の住宅街を5時間にわたって徘徊(はいかい)する子グマ。3連休中も各地で被害が相次ぎました。
■住宅地を徘徊 散歩中に襲撃も
札幌市で目撃されたのは子グマです。体長は50センチほど。前足をかけ、軽々と塀の上へ。そして…ゆっくりと慎重に越えていきました。現場は、札幌市南区の住宅街です。
子グマは2日の“日中”、小学校も点在するあたりを徘徊。最初に通報した人が目撃したのが、藤野墓地あたり。その後、墓地周辺をうろつき、午後2時ごろ、藤野南小学校あたりで子グマが撮影され、最後は、やぶの中に。クマは駆除されたということです。
秋田市では3日午前5時半ごろ、出勤しようと自宅を出た65歳の男性が親子とみられるクマに襲われ、額や左目、左頬などをけがしました。大仙市でも午前7時ごろ、83歳の男性が散歩中にクマに襲われ救急搬送。
クマに襲われた男性を助けた人
「(被害男性が)『救急車呼んで』って。向かって右の顔が…皮膚が…手は曲がって折れちゃってそれでも意識はあって」
ちょっと出掛けるだけでも危険にさらされる異常事態です。
■“仁王立ち”クマに襲われ骨折
「来校者の方はこちらよりお入りください」と書かれた小学校の扉に体当たり…。扉の分厚いガラスは割れ、周囲に飛散。ひるんだクマは去っていきました。
先週、小学校にクマが侵入した山形県南陽市では3連休初日、恐れていた事態が起きました。対応にあたる市の職員が襲われたのです。58歳の男性職員は右手の骨を折る重傷です。
同一の個体かは分かっていません。
3連休最終日の3日未明にもクマが監視カメラに映りました。
学校に侵入したり、人を襲ったりしたクマがまだうろついているかもしれない状況です。
住宅地を徘徊 散歩中に襲撃も 3連休中も相次ぐクマ被害
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