止まっていた26年が徐々に動き始めています。逮捕された女が大学時代に被害者の夫を一方的に訪ねていたことも。好意を寄せていた可能性があります。
■主婦殺害 被害者の夫に好意?
被害者の夫 高羽悟さん(69)
「(妹に)『兄さん『喫茶店で泣かれて迷惑した』と言って怒って帰ってきた、あの女でしょう』と言われて、そこで思い出した」
 26年前、名古屋市の主婦殺害事件で逮捕された安福久美子容疑者(69)。
 これまでに分かっていることは、被害者の夫・悟さんとは高校の同級生で同じ部活に所属。高校卒業後、40歳を過ぎた2人は部活動のOB会で顔を合わせ、その5カ月後に事件が起きています。
 その間にも容疑者が接触してきたことが分かりました。
被害者の夫 高羽悟さん
「練習が終わるのを待っていたようで、話し掛けてきた」
 逮捕された容疑者と、夫・悟さんの大学時代の接点が分かってきました。
■「ついて来ては困る」に泣き出す
 高校時代、夫・悟さんに好意を寄せていたとみられる安福容疑者。
 悟さんによりますと、高校卒業後、悟さんが通っていた大学に安福容疑者が一方的に訪ねていたことが分かりました。
被害者の夫 高羽悟さん
「私が毎日、練習しているコートのところに女性(容疑者)が立っていて、自分の練習終わるのを待っていたみたいで、待ってて話し掛けてきた。しょうがないと思って駅前の喫茶店だったと思うが、話したけど、そこでシクシク泣きだしたので私も言ったと思う、『さすがにここまで付いてくるのは困る』と言ったと思うが、泣き出した」
■「明るくなって」容疑者の印象
 そこから少なくとも20年以上の月日が過ぎ、2人が出席した部のOB会。
被害者の夫 高羽悟さん
「OB会の席で暗めの女性だったんで、それが何か『バリバリ仕事しながら家事もやってて』と言っていたので明るくなったし。自分から『私一生懸命やってる』とアピールする子じゃなかったので、すごく明るくなって良かったという印象」
 この再会が事件に影響したのでしょうか…。
元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之氏
「そこが起点になっているのかなと感じる。そこで過去に思いを寄せていた悟さんが結婚して子どもができて今、幸せそうだと話を聞いた容疑者が嫉妬みたいな感情を持ったのではないか」                      
名古屋主婦殺害 新供述は…?
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