茨城・日立市役所のイベントに車で突入　殺人未遂の罪に問われた男に懲役13年の判決

　茨城県日立市役所の敷地で3人をはね、隣の茨城県東海村の役場にも車で突っ込んだ罪などに問われている50代の男に対し、水戸地裁は懲役13年の判決を言い渡しました。

　益子泰被告はおととし12月、日立市役所の前でイベントに参加していた3人を車ではねて重軽傷を負わせ、その30分後には東海村役場にも車で突っ込んだ殺人未遂の罪などに問われていました。

　今月14日の判決で水戸地裁は「短時間に多くの死傷者を生じさせかねない危険なものであって相当、悪質である」と指摘しました。

　そのうえで、「真摯な反省の態度が見られない」などとして懲役13年の判決を言い渡しました。

　益子被告は、これまでの裁判で「殺意はなかった」などと起訴内容の一部を否認していました。