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IT大手「MIXI」の子会社の元社長らが複数の取引先から10億円を受け取り、このうち8億円について東京国税局から所得隠しを指摘されていたことが分かりました。
関係者によりますと、「MIXI」の子会社「チャリ・ロト」の当時の社長と営業本部長は、2018年2月から去年10月までに10社以上の取引先から合計10億円以上を受け取っていました。
一部は、当時の社長の妻が実質的に経営する法人などにも分散していました。
東京国税局は、支払われた金は商品やサービスによる対価ではないとして、個人の所得ではなく、会社の収入として計上すべきと判断したということです。
そのうえで所得を隠していたとして、「チャリ・ロト」に去年3月期までの6年間でおよそ8億円の所得隠しを指摘し、2億円ほどを追徴課税しました。
「MIXI」は、元社長らの不適切な資金のやり取りについて去年12月に調査報告書を公表していて、「多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、改めて深くおわび申し上げます」としています。
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