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安倍晋三元総理大臣を殺害した罪などに問われている山上徹也被告の第8回公判が18日に開かれた。前回に続き、出廷した母親は、親子関係について、新たな証言をした。
■妹が初出廷「母は私に無関心」
被告の生い立ちが、事件にどう影響したのか。「ついたて」の向こうには、2回目の出廷となる山上被告の母親がいた。
「私が加害者だと思います」
「献金をしたり、子どもたちをほったらかしにしたりして、教会に尽くしたら、家がもっと良くなると思いました」
また、検察側の質問では、山上被告が事件を起こすまでの3、4年、母親とほとんど関係を絶っていたということが明らかになった。
検察側
「被告の家に食べ物を持って行くことはありましたか?」
母親
「買い物してチーズなどをドアにかけたりとか、正月に帰ってこなかったのでおせち料理の1人分をかけました」
事件が起きた年の正月、母親が新年のメールを送ったが、山上被告から返信はなかったという。
そして、18日は弁護側の証人として山上被告の妹が初めて法廷に立った。
「母は私のことは無関心。40℃の熱を出しても、統一教会の活動に行ってしまう」
「祖父が倒れた時に供養ができるように、献金すると言っていました。何を言っているんだこの人はと思いました」「私と徹也と2人だけでも、児童養護施設に行けばよかったと後悔しています」
一方の検察側は、冒頭陳述で「山上被告の生い立ちは刑罰を大きく軽くするものではない」と主張している。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2025年11月19日放送分より)
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