H3 第2段エンジンにアクシデント　衛星の軌道投入できず　日本版GPS遠のく

　国産のH3ロケットが打ち上げに失敗しました。

　JAXA（宇宙航空研究開発機構）によりますと、H3ロケットの打ち上げから約25分後、第2段エンジンの2回目の燃焼が予定より早く停止し、打ち上げは失敗したと明らかにしました。

JAXA
「予定した軌道にみちびき5号機を投入することができず、打ち上げに失敗いたしました」

　第2段エンジンの1回目の燃焼停止から2回目の推力が立ち上がるまでの時間が予測値よりも42秒遅かったほか、2回目の燃焼が数秒で停止したということです。

　海外の衛星に頼らない日本版GPS（全地球測位システム）の確立を目指していますが、時間がかかりそうです。