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気象庁で、日本海側を中心に1月下旬に観測した大雪について異常気象を分析する検討会が開かれ、主な要因として北極付近の気圧の高さを指摘しました。
1月下旬から2月上旬にかけて、青森県などの東北北部では平年の2倍以上の積雪を記録し、青森市では40年ぶりの大雪になりました。
記録的な積雪の要因として、検討会は「北極周辺で高気圧が発達し、強い寒気が日本に流れ込んだ」と分析しました。
また、日本海の海水温が地球温暖化に伴って高く、寒気が流れ込むなかで特に青森県沖で海水温が高い状態が続いたことも影響したとしています。
異常気象分析検討会 中村尚会長
「偏西風の一つ、寒帯前線ジェット気流が日本付近で南に蛇行したということに伴いまして、日本付近で冬型の気圧配置が強まった。その状況下で持続的に強い寒気が南下した」
また検討会は、去年の夏の後半から2月まで続いた太平洋側を中心とした記録的な雨の少なさについても分析しました。
特に去年11月中旬からは東日本の太平洋側と西日本などでおよそ40年に一度の記録的に雨が少ない状況で、検討会は「フィリピン付近の海水温が高く積乱雲が発生しやすい」ことが要因だったと指摘しました。
この積乱雲の発生によって、日本付近は8月中旬から10月中旬までは平年より強まった亜熱帯高気圧に覆われて晴れた日が多くなり、11月以降は平年と比べて日本の上空に湿った空気が流れ込みづらくなったということです。
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