社会

2026年3月6日 12:24

東日本大震災まもなく15年 持ち主待つ「思い出の品」補助金終了で返却会 継続は…

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 まもなく東日本大震災から15年です。岩手県陸前高田市では、津波で流された思い出の品を持ち主に返却する活動が続けられています。その活動が今、岐路に立たされています。

 陸前高田市で月1回開かれている「思い出の品」返却会。

 津波に流された品が自分のものではないか、確認することができます。

 女性が見つけたのは40年以上前に撮影された息子の写真です。

女性
「小さい時こうだったな、ああだったなと(思い出す)」
「(Q.息子さんの写真は少ない?)(津波に流され)ないないない」

 震災直後の陸前高田市。がれきの中には、多くの思い出の品が残されていました。

 これらを回収・洗浄し返却会を開いてきたのが「三陸アーカイブ減災センター」です。

 震災から15年が経とうとする今も、持ち主が分からないおよそ7万6400点が保管されています。

 返却されずに保管され続けることにも意味があると言います。

三陸アーカイブ減災センター 秋山真理代表理事
「探したいタイミングは人それぞれ。返却会場まで来たけど震えが来て探せなかったとか、中にはここにあると思っていたいから、もし探して何もなかった時の方がショックだから探しに来られないという方もいらっしゃった」

 しかし今、活動を巡る状況は厳しさを増しています。年間運営費の半分を支えてきた国からの補助金が今月で終了します。

 活動は継続しますが、返却会の回数を減らすなど規模を縮小せざるを得ないといいます。

 それでも自立運営を目指し、今後スポンサー集めを検討しています。

秋山真理代表理事
「1枚の診察券が戻った時にそれが唯一の形見になる場合もあるし、こちらにあるものがたどり着くまでは大事にお預かりしておくことが必要なんじゃないかと思う」

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