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2026年3月23日 17:08

「紀州のドン・ファン」元妻 1審の無罪判決を支持 検察の控訴棄却 大阪高裁

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 「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家男性を殺害したなどの罪に問われた元妻の2審判決で、大阪高裁は検察の控訴を棄却し、1審の無罪判決を維持しました。

 須藤早貴被告(30)は2018年5月、和歌山県田辺市で夫だった野崎幸助さん(当時77)に覚醒剤を摂取させて殺害したとする罪に問われていました。

 2024年12月、1審の和歌山地裁は「野崎さんが誤って覚醒剤を過剰摂取した可能性は否定できない」と無罪判決を言い渡し、検察が判決を不服として控訴していました。

 2審の大阪高裁で検察は、野崎さんが自ら入手した覚醒剤を誤って摂取した可能性について、「極めて抽象的な可能性」として1審判決の破棄を求めました。

 一方、弁護側は野崎さんが送っていたメッセージなどから「野崎さんが覚醒剤を自ら入手して摂取した可能性が排除できない」として、控訴の棄却を求めていました。

 23日の2審判決で大阪高裁は、須藤被告が覚醒剤を注文した後にYouTubeで“覚醒剤死亡”などと検索していることは、野崎さんを「覚醒剤で死亡させることを考えた行動とみることもできるが、明確な殺害計画を立てていたとまでは認定できない」と指摘しました。

 一方、野崎さんが「愛犬が死んだことで精神的に不安定な状態で覚醒剤の使用量を誤って摂取したことは否定できない」としたうえで「本件は多数の間接事実が複雑に絡み合っているが、争点に関しては当事者双方の攻防が尽くされている」として、検察の控訴を棄却し、1審の無罪判決を維持しました。

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