偽造IDカードを使い、アメリカ軍の横須賀基地に侵入した罪などに問われている大手総合商社元社員の男の初公判で、男は起訴内容を認め、検察側は拘禁刑10カ月を求めました。
住友商事元社員の水野圭隆被告(46)は去年、アメリカ海軍横須賀基地に関係者を装って侵入した罪などに問われています。
今月13日の初公判で水野被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は「2021年ごろ、インターネットサイトで偽造のIDカードを購入した」「複数のアメリカ軍施設におよそ30回侵入し、常習性が認められる」「妻やペットの犬までも連れて基地に入るなど大胆で悪質」などと指摘し、拘禁刑10カ月を求めました。
水野被告は被告人質問で「小・中学生の時にアメリカの軍人の家庭にホームステイをし、同じような夢を持つようになった」と話し、「アメリカの大学に入学し、アメリカ軍の幹部候補生プログラムを受講していたが、同時多発テロの影響でアメリカでの市民権を得られず、大きな挫折をした」と説明しました。
そのうえで、「会社で数年前からアメリカ政府と防衛装備品の仕事をするようになり、基地に入りたいという気持ちが再燃した」「アメリカにいた時の延長線上にあって、自分は軍人だという錯覚があった」と話し、「人生をやり直したい。申し訳ございませんでした」と謝罪しました。
弁護側は「小学生の時からアメリカの軍人を目指し、厳しい訓練を受けるなどアメリカ軍に対する強い憧れがあった。二度と行わないと反省している」として執行猶予を求めました。
判決は6月18日に言い渡される予定です。
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