東京地検特捜部に在籍していた男性検事が事件で取り調べた女性と性的な行為に及んだとされる問題で、男性検事を懲戒免職にしたと東京地検が発表しました。
東京地検によりますと、西田将仁検事(48)は東京地検特捜部に在籍していた2024年ごろに略式命令請求をした女性と性的な行為に及び、略式命令が確定する前に3000円相当の電子マネーの贈与を受けたということです。
他にも西田検事は別の事件の取り調べのために公費で宿泊費が支払われていたホテルで女性と性的行為をしていました。
こうした行為について、法務検察当局は「検察官の職務に対する信用を失墜させた」として、西田検事を今月29日付で懲戒免職としました。
また、監督責任として当時、特捜部長だった伊藤文規松山地検検事正を厳重注意に、特捜部の副部長だった関口新太郎特捜部長を訓告の処分にしました。
今回の事案について東京地検は「一連の行為は検察に対する信用を著しく損なわせるものとして極めて遺憾であり、国民の皆様に対して深くおわび申し上げます」とコメントしています。
西田検事は2021年から去年12月まで特捜部に在籍していて、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件では主任検事を務めていました。
■西田検事「規則・法律違反ない」5月の取材
ANNは5月に西田検事に取材をしました。一連のやり取りです。
(Qは記者、Aは西田検事)
「Q.検事として規則に違反したご記憶は?」
「A.全くないです」
「Q.おととしから今年にかけて、例えば法に触れるような?」
「A.いや、全く」
「Q.検事の立場に誓って、特にないですか?」
「A.特にない、はい」
■東京地検が会見 西田検事「気が緩んでしまった」
今月29日午後2時から東京地検が臨時会見を開き、市川宏次席が対応しました。
処分について紙を読み上げた後、「大変、申し訳ございませんでした」と10秒ほど頭を下げました。
市川次席によりますと、西田検事は処分の内容を認めていて、「本当に申し訳ないことをした」と述べたということです。
不適切な関係については「被疑者として取り調べた相手と関係を持つことが適切ではないと考えていたが、女性から好意を感じていたことや略式請求したことで処理が終わっており、気が緩んでしまった」と話したとしています。
また、会見では当時、特捜部長だった伊藤文規松山地検検事正は「元部下が懲戒処分を受けたことについては誠に遺憾であり、元上司として監督上の責任を痛感しているとともに、国民の皆様の信頼を裏切ったことを心からおわび申し上げたい」、当時、特捜部副部長だった関口新太郎特捜部長は「処分を受けたことについては重く受け止めており、自らの監督責任を痛感し、このような事態になったことについて深くおわび申し上げます」とするコメントも発表されました。
一方、事件への影響について市川次席は「現状では特段の影響はなかったとみている」と話しました。
元特捜部検事を懲戒免職 捜査対象の女性と“公費ホテル”で性的行為 電子マネー贈与も
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