社会

グッド!モーニング

2026年8月22日 12:49

東海汽船で乗組員の飲酒勤務常態化か 関東運輸局が聴聞 業務停止も

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 東海汽船の乗組員が船の中で飲酒し、そのまま勤務していた問題などを巡り、関東運輸局は21日、当事者から事情を聴く聴聞を行いました。

■船内で飲酒 そのまま運航か

東海汽船 山崎潤一社長
「(Q.毎年、年明けに飲んでいたのは知っていた?)…」
「(Q.お答えいただけませんか?)…」

 報道陣の問いかけに無言で車に乗り込む、東海汽船の山崎社長。

 乗組員が酒気を帯びた状態で当直の勤務に就くなど、複数の法令違反の疑いが浮上しています。

 東京と伊豆諸島などとの間で、定期旅客船を運航している東海汽船。

 関係者によると、今年の元日に、少なくとも10人以上の乗組員が出航後の船内に集まり、ビールなどの酒を飲んだことを認めました。

 参加者の中には操船を担当する乗組員もいて、新年会後、そのまま運航業務にあたったということです。

 また、複数の乗組員が「以前から元日は船内で新年会が開かれていた」と証言し、恒例行事になっていた可能性もあります。

 酒気帯び状態での当直勤務は、船員法で禁じられています。

 それだけではありません。

 東海汽船では、別人によるアルコール検査の身代わり受検や、旅客船の乗降口を閉じないままの運航などの疑いも明らかになっています。

 関東運輸局は21日、当事者から意見を聞く「聴聞」を行いました。今後、事業停止命令など正式な処分を決める見通しです。

山崎社長
「本当におわびするしかない。ご心配、ご迷惑かけていること心からおわび申し上げます」
「(Q.習慣化していたことは知っていた?)…」

■“離島の生命線”島民に不安

 この事態に不安を感じているのが、離島に住む人たちです。

 東海汽船は、東京の竹芝桟橋と伊豆諸島の各島を結ぶ旅客船の大部分を担っています。仮に事業停止命令が出れば、島民や旅行客らに大きな影響が及びます。

 八丈島の北に位置する御蔵島。イルカウォッチングが有名なこの島は、人口約300人、島内には信号が1つもありません。

 そんな御蔵島にとって、命綱ともいえるのが…。

御蔵みやげふくまる商店 山田壮稔さん
「東海汽船で来ているのは客船と貨物船、それが生命線。この島にある人工物はほぼ100%は船で来ているので、東海汽船さんがないと、この島では暮らせないという現状」

 人の移動はヘリコプターでもできますが、問題は食料品です。御蔵島には週に1回、貨物船が食料品を運んできます。

山田さん
「(仮に)10日間運航停止になった後に天候悪くなって、またそこから10日間ってなると20日間(物が)つかないのは、これはもう死活問題。天候以外に運航できない日ができるのはすごく困ります」

 この島で民宿と商店を営む女性はこう話しました。

「怖いなと思いました。命にかかわることだから安心して乗ってる。そんなことしてたの?っていう感じ。(船は)私たちの生命線。船で病院に行く方もいるし、高校はやっぱり外(島外)ですからね」

 女性は反省してほしいとしつつも、東海汽船がなくては島の生活は成り立たないと話します。

「東海汽船さんはほんと命綱ですよ。大切な船会社さんです。昔からお世話になってる。なくてはならない会社。それだけ信頼している。島の人にとっては、東海汽船は生命線ですので、どうかより良い方向に改善していただき、今まで通り運航していただければ大変ありがたいと思っています」

(2026年8月22日放送分より)

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