13日で1カ月となる千葉豪雨では、帰宅困難者を受け入れる一時滞在施設も被害を受けました。専門家は「これまで水害に対する安全性を考えていなかった」と指摘します。
千葉市では、豪雨によって交通機関の多くが運転を見合わせたことで、2000人以上が一時滞在施設に指定された建物で一夜を明かしました。
一方、建物が浸水してしまい、開設した直後に閉鎖になった一時滞在施設もありました。
東京大学 廣井悠教授
「行き場のない帰宅困難者を受け入れてくれる施設の水害リスク、あるいは施設までの水害に対するルートの安全性を考えていなかった」
さらに、多くの帰宅困難者が発生すると予想されるのが東京駅周辺です。
東京・大手町で一時滞在施設に指定されているオフィスビルでは、通常地下にあることが多い非常用電源を浸水の恐れがない地上4階に設置するなど、水害時でもビルの機能を維持する対策を取っています。
三菱地所 大庭敏夫さん
「安全に行動ができるまでは『とどまる』ことが一つの安全対策ではないかと思う」
東京都は、千葉豪雨を受けて先月28日に区市町村などを通じて、都内およそ1600カ所の一時滞在施設に対して浸水リスクを確認することなどを要請しました。
大庭敏夫さん
「浸水の高さが安全に歩行できるような状況で避難していただく。一時的にここに滞留していただくということで活用できれば」
8日には記録的な大雨の影響で、名古屋市の交通網がまひし、徒歩で帰宅しようとする人の姿が多くみられました。
廣井悠教授
「徒歩の場合も地理の分からない所を歩くわけですから危険性はある。(地震と)同じように水害の時には無理して帰らない。むやみに動かないということを徹底する必要がある」
専門家は「むやみに動かないよう呼び掛けるためには、安全にとどまれる場所を確保する必要がある」と訴えます。
豪雨時も「無理に帰らないで」 帰宅困難者のための一時滞在施設 水害リスクと対策
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