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2026年9月24日 19:47

中高年の女性注意「NTM症」とは?年間死者2000人超 家庭で感染も

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 「NTM(非結核性抗酸菌)症」という「せき」や「たん」が長く続く症状を訴える患者が急増しています。特に中高年の女性に多いこの感染症、20年以上も闘病している女性に話を聞くことができました。

■せき長く続く「NTM症」増加

NTM症の患者(61)
「『治せる薬がない』『年数を追うごとに悪くなる』と聞いた。『(人に)移る心配はない』と言われたが“治す薬はない”が引っかかり結構、落ち込みました」

 61歳の女性がNTM症と診断を受けたのは39歳の時でした。

NTM症の患者
「一番ひどいのはせきだったが、他にも胸の痛み背中の痛み、寝汗をかいたり、あとは血痰が出たりですね。外出先で、せきが止まらないことが結構あって、働いていたが電車の中で通勤も大変でした。夜もせき込みが始まると寝られない」

 女性が長年苦しめられているNTM症は、結核菌ではない抗酸菌が肺などに感染することで引き起こす感染症です。

 厚生労働省によりますと、原因となる菌はシャワーヘッドなどの水回りや土の中に存在していて、それを吸い込むことで感染するといいます。

 NTM症の患者は近年患者が急増していて、国内の500人に1人、20万人以上が発症しています。

呼吸器専門医 いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「結核の親戚みたいな菌がいる。非結核性抗酸菌=NTMという。今、結構増えていて、話題になっている」

 現場の医師はその増え方を肌で感じています。

呼吸器専門医 いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「30年前は、まだ特殊な病気で見つけたら特別扱い。今は日常的に目にする。週に1人ぐらいはいる病気。比較的、身近な病気になっている」

 新たにNTM症のなる人は右肩上がりに増えています。最近では年間に2万人以上が発症していて、20年前の3倍となっています。

呼吸器専門医 いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「比較的、強い薬を使うからその負担は相当大きい。治療したら必ず完治、再発しないとも言い切れないところもある」

 NTM症は菌を消滅させることは難しく、完治が困難だといい、2017年以降、死者は年間に2000人以上に上っています。

 2024年のデータを見ると50代以上、特に女性が多くなっています。

呼吸器専門医 いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「女性でいうと高齢者で痩せ形の人に多い。水周りの仕事をする人、土いじりをする人に比較的多い。それから、それを生業としている人には多い」

 厚労省は24日から早期受診を呼び掛ける啓発週間を始めます。NTM症の啓発は初めてのことです。

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