【笑顔溢れる愛子さまの1年】コロナ明け「成年皇族」としてご活動の日々 22歳の誕生日
[2023/12/01 00:00]
天皇皇后両陛下の長女 愛子さまが、12月1日 22歳の誕生日を迎えられました。
新型コロナの規制が緩和され、4月に学習院大学への通学を再開して以降、愛子さまは、両陛下と共に皇居の外にお出ましになる機会が増えました。
今年は両陛下のご結婚30年の節目で、愛子さまは、その展覧会をご覧になるなど、両陛下の歩みや、皇室の歴史や伝統に触れ、皇族としてのお務めについて、改めて思いを深くしていらっしゃるご様子だということです。
【1月】
皇后・雅子さまら女性の皇族方は、コロナ禍で苦労する国民の状況に鑑みて、今年もティアラの着用を控えられました。愛子さまもこのようなご様子でした。
3年ぶりに行われ、成年に達した愛子さまが初めて出席され参賀者に手を振られました。
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【4月】笑顔溢れる愛子さま 御料牧場にて【2月】
父陛下の即位後、初めてとなる誕生日の一般参賀
【4月】
御料牧場に到着し、栃木県の福田知事や関係者の出迎えを受けられました。
天皇ご一家がご静養に入るのは3年7カ月ぶりで、御料牧場に滞在されるのは約5年ぶりです。
牧場で何かされたいことはあるかとの問いには―
「動物たちを眺めたり、野菜を収穫したりして充実した時間を過ごすことができれば」
車窓から見えた桜がきれいだったというお話も
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イチゴを手にして ほほ笑む愛子さま御料牧場でのご一家
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「この緑豊かなキャンパスで…」初めてのリアル学生生活・学習院大学4年生に 最後のキャンパスライフ
「大学最後の1年間、この緑豊かなキャンパスで良い学びができましたらと思っております」
学習院大学の4年生となり、新型コロナの感染対策で控えていた通学をスタートされました。
3年前、文学部に入学しましたが、コロナ禍で通学せず、ほぼすべての授業をオンラインで受けられていました。
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【5月】昨年は佳子さまとご一緒に 春の雅楽演奏会【5月】
愛子さまが両陛下と一緒に公演をご覧になるのは6年ぶり
天皇陛下と愛子さまは、春季雅楽演奏会を鑑賞されるため、皇居・東御苑にある楽部庁舎を訪問されました。
お2人は、説明者に質問しながら熱心にご覧になっていました。
愛子さまは雅楽について大変関心をお持ちで、2022年11月にも、秋篠宮ご夫妻の次女・佳子さまと一緒に鑑賞され「仲が良く微笑ましい」と話題になりました。
【6月】
天皇皇后両陛下の結婚30年に際し、宮内庁は天皇ご一家が皇居の紅葉山御養蚕所で、蚕が繭を作るときの足場となる「蔟」から繭を取り外す「繭掻き」をされる映像を公開しました。
両陛下は、結婚から30年を迎えたお気持ちを文書でつづられました。
愛子さまについて「愛子が学び、経験する一つひとつのことが、私たちにとっても新たな学びへとつながっていると感じます」と記されています。
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神馬「本勇号」と触れ合い…愛子さまもニッコリ【9月】
「日本伝統工芸展」が開かれている東京都内の会場を訪問し、「日本工芸会」の総裁を務める佳子さまの出迎えを受けられました。
その後、ご一家は佳子さまが「総裁賞」に選んだ漆を塗り重ねて表面に模様を描いた小箱を説明を聞きながらご覧になりました。
愛子さまは「表面の金や貝は何で貼るんですか」などと質問されていました。
また、天皇陛下が佳子さまに「何かありますか」と補足の説明を促し、佳子さまが「時間をかけて総裁賞を選びましたが、色の変化の美しさが一番印象的でした」と答えられる一幕もありました。
帰り際に愛子さまは「すごく楽しい時間でした」と感想を話されたということです。
【10月】
東京・港区にある日本赤十字社の本社を訪れ、関係者の出迎えを受けられました。
その後、救護活動中に殉職した看護師らの慰霊碑に供花されました。
ご一家は100年前に起きた関東大震災の企画展にも足を運ばれ、震災当時、救護所を設置した場所などを記した資料をご覧になりました。
皇后さまと愛子さまは「何カ所ぐらい救護所を設置したのですか」と質問され、天皇陛下は「こんな資料があるんですね」と感想を述べられました。
愛子さまが、展示されていた消毒液について「消毒用にアメリカからウイスキーを取り寄せたのですか」と質問されました。
案内者が「それはあちらで説明しようと思っていました」と言うと、愛子さまが「先走ってしまいました」と話され、笑いに包まれる一幕もありました。
お2人は、5月にも雅楽を鑑賞
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皇后さまも「懐かしい」 ご結婚30年を記念した特別展【11月】
上皇ご夫妻がお住まいの仙洞御所がある赤坂御用地を訪問されました。
愛子さまが上皇ご夫妻に会われるのは、元日以来、およそ10カ月ぶりでした。
「皇居三の丸尚蔵館」で開かれた、即位5周年と、ご結婚30年を記念した特別展を訪問されました。
陛下は、長女の愛子さまに、1993年の結婚の際に身につけた装束の着こなしについて熱心に説明されていました。
また、展示された当時のドレスについて、皇后さまも「懐かしい」と振り返り、愛子さまは着用が「自分ではできないのね」と興味深そうに眺められました。
上野公園の東京国立博物館に到着し、館長や文化庁長官の出迎えを受けられました。
その後、15世紀に描かれた「やまと絵」で、国宝の「日月四季山水図屏風などの作品をご覧になりました。
愛子さまは、学習院大学で日本文学などを勉強していて、卒業論文の執筆も控えていますが、「源氏物語絵巻」の展示を学芸員に積極的に質問しながら、特に熱心にご覧になっていました。
58歳の誕生日を迎えた秋篠宮さまにお祝いのあいさつをされました。
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和歌などの日本文学を研究 いまは卒業論文に【12月】
宮内庁は誕生日に際し、愛子さまが皇居の書陵部で、「百人一首」の写本や、虫などが和歌を詠みあう物語が描かれた双六をご覧になる様子を公開
学習院大学で和歌などの日本文学を勉強していて、現在、卒業論文に取り組まれています。
放課後に大学の閲覧室や書庫で資料を集めるなど、忙しくも充実した日々を送られているということです。