社会

2025年1月13日 22:54

「調査終了」でも「決して安心しないで」 日向灘でM6.9の地震 南海トラフ臨時情報「調査終了」 津波注意報はすべて解除

「調査終了」でも「決して安心しないで」 日向灘でM6.9の地震 南海トラフ臨時情報「調査終了」 津波注意報はすべて解除
広告
1

1月13日夜、日向灘を震源とする最大震度5弱を観測する地震がありました。一時、津波注意報が出されましたが、2時間半ほどで解除されました。

13日午後9時19分、日向灘を震源とするマグニチュード6.6(当初の発表では6.9でしたが気象庁が14日午前1時に更新)の地震がありました。震度5弱を宮崎市、高鍋町、新富町で観測し、地震から10分後に高知県と宮崎県に津波注意報が出されました。宮崎港と日南市油津で20センチの津波が観測されましたが、津波注意報は午後11時50分に解除されました。

「調査終了」でも「決して安心しないで」気象庁など(1月14日午前1時10分)

13日の日向灘での地震を受けて、南海トラフ地震に関する評価検討会は臨時情報「調査終了」を発表しました。
気象庁などは会見を開き、専門家は「決して安心しないで」と呼びかけました。

気象庁は13日午後9時19分に日向灘で発生した地震を受けて、
南海トラフ巨大地震が起きる可能性について専門家による評価検討会を開催しました。その結果、平常時よりも巨大地震が発生する可能性が高まっているとは言えないとして、午後11時45分に臨時情報「調査終了」を発表しました。

その理由として評価検討会は、今回の地震が南海トラフ地震の想定震源域内で発生したものの、地震の分析の結果、評価対象となる「モーメントマグニチュード」と呼ばれる地震の規模は「6.7」で、「巨大地震注意」を出す基準の「7.0」に満たなかったことなどを挙げました。

そのうえで評価検討会の平田会長は、巨大地震はいつ起きてもおかしくないとして「決して安心せず、引き続き地震への備えを日頃から確認してほしい」と呼びかけました。

また気象庁は今回の地震で今後、1週間程度は同じ規模の地震への注意が必要としています。

宮崎県・高知県に出していた津波注意報をすべて解除 気象庁(1月13日午後11時54分)

気象庁は午後9時29分に高知県と宮崎県に津波注意報が出していましたが、午後11時50分に解除しました。
各地の津波は午後9時48分に宮崎港で20センチ、午後10時4分に日南市油津で20センチ、午後10時17分に室戸市室戸岬で10センチ、午後10時21分に高知県土佐清水で10センチ、宮崎県日向市細島で微弱の津波が観測されています。
この地震で震度5弱を宮崎市、高鍋町、新富町で観測しました。

南海トラフ臨時情報「調査終了」発表 巨大地震の可能性高まったと評価されず(1月13日午後11時45分)

南海トラフ沿いの過去の地震活動(1919年以降)  気象庁HPより

速報です。気象庁は日向灘での地震を受けて南海トラフ巨大地震が発生する可能性について、検討していましたが、現状ではその可能性が高まったとは言えないという調査結果を発表しました。
南海トラフ地震の震源域では、これまで、紀伊半島を挟んで東側と西側のどちらか一方で大きな地震があった場合、連動して、もう一方でも大きな地震が起きることが確認されています。
気象庁は、13日午後9時19分ごろに宮崎県などで最大震度5弱を観測したマグニチュード6.9の地震に連動して、南海トラフ巨大地震が発生する可能性について専門家を緊急招集して分析を進めていました。
その結果、新たな大地震が起きる可能性が高まったとは言えないという結論が出たということです。
これにより気象庁は南海トラフ沿いの地震に関する今回の臨時の調査を終了します。
ただ、大地震発生の可能性がなくなったわけではありません。南海トラフ地震は以前から高い確率で起きるとされているため、引き続き注意が必要です。

「去年8月8日の活動域に近い場所で地震発生」気象庁(1月13日午後11時25分)

中央の赤丸が今回の地震の震央(震源の真上の位置) 
すぐ右側のオレンジの丸が2024年8月8日の震央(M7.1)  気象庁HPより 
「去年8月8日の地震の震源よりも少し海岸に近い位置で地震が発生した」
「8月8日の活動域に近い場所で地震が発生したと考えている」

気象庁が記者会見発表した「防災上の留意事項と今後の地震活動の見通し」(1月13日午後11時15分)

【防災上の留意事項】
 津波が発生しており海の中や海岸付近は危険です。海の中にいる人はただちに海から上がって、海岸から離れてください。潮の流れが速い状態が続きますので、注意報が解除されるまで海に入ったり海岸に近付いたりしないようにしてください。 揺れの強かった地域では、落石や崖崩れなどが起こりやすくなっている可能性がありますので、今後の地震活動に注意してください。

 今回の地震の発生により、気象庁は21時55分に南海トラフ地震臨時情報(調査中)を発表しました。22時30分から南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会および地震防災対策強化地域判定会を開催し、南海トラフで想定されている大規模地震との関連性について調査を行います。南海トラフ地震で被害が想定される地域の方は、個々の状況に応じて、身の安全を守る行動をとってください。

【今後の地震活動の見通し】
 過去の事例では、大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1〜2割あることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度5弱程度の地震に注意してください。特に今後2〜3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。

観測された津波 (1月13日午後10時55分現在)

気象庁は高知県と宮崎県に津波注意報を出しました。最大で1メートルの津波が予想されています。

午後9時48分に宮崎港で20センチ
午後10時4分に日南市油津で20センチ
午後10時17分に室戸市室戸岬で10センチ
午後10時21分に高知県土佐清水で10センチ
宮崎県日向市細島で微弱の津波が観測されています。

この地震では宮崎市などで震度5弱を観測しました。