社会

2025年1月15日 12:04

長野県で10シーズンぶりの大雪 広く厳しい寒さでも関東だけは桜咲くころの暖かさ

2025年1月15日 12:04

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長野・白馬で10シーズンぶり 1月に積雪1m超

きょう15日(水)は日本海側で雨や雪となり、長野県内では局地的に降り方が強まりました。長野県の白馬村では午前10時に積雪が100cmを超えました。1月までに1mを超える雪が積もるのは10シーズンぶりです。あす16日にかけて北陸から北日本の多い所で50cm以上の雪が降ると予想され各地で積雪が増加する見込みです。なだれや屋根からの落雪、停電などに注意してください。
また、寒気が流れ込む影響で西日本や北日本は日中もあまり気温が上がらず真冬の寒さが戻ってきます。とくに夜は冷え込みが強まり、九州でも路面が凍結する恐れがあります。車のスリップ事故や歩行中の転倒にお気を付けください。

長野県で大雪
長野県で大雪

関東は例外 桜咲くころの暖かさ

全国的に冬の寒さが復活しますが、寒気が入るタイミングが遅れる関東は例外で季節先取りの暖かさとなります。年が明けてから一番高い気温となり東京や横浜の予想最高気温は15℃と3月下旬並み。桜が咲くころの陽気を体感できそうです。
ただ、暖かいのはほんの一瞬です。午後は関東や東海にも寒気が流れ込み夕方にはあっという間にひとケタ気温となりそうです。夜は北風も強まります。昼間の暖かさに惑わされず冬の防寒がおすすめです。

関東は桜咲くころの暖かさ
関東は桜咲くころの暖かさ

日本海側はまたまた冬の嵐へ

この先は短い周期で天気は変わっていきます。あす16日(木)の日中、日本海側の雪は落ち着きますが夜になると低気圧や前線が北日本から北陸付近を通過する見込みです。天気が急変し再びドカ雪となる恐れがあります。低気圧が通過後の17日(金)は冬型の気圧配置が強まり冬の嵐となりそうです。
平年で積雪が最も多くなる時期は1月下旬〜2月ごろとなるため、まだピークを迎えていないとみられます。今シーズンは雪が積もるペースがはやいことが特徴です。多くの地点で平年を上回る積雪となっているため、例年以上に雪の事故が発生しやすいと言えます。安全第一でお過ごしください。

週後半は再び冬の嵐
週後半は再び冬の嵐
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