■関東などで春一番か 積雪エリアは融雪災害に注意
きょう12日(水)は西から低気圧や前線が接近中で、西日本は朝から傘の出番となっています。午後は東日本や北日本も広く天気が崩れ、関東も夜遅くから雨となる可能性がありますが、強い南風を伴う恐れがあるため注意が必要です。
また、この南風は「春一番」となる可能性があります。春一番とは立春から春分(今年は2月3日から3月20日)の間に初めて吹く強い南風のことで、季節が冬から春へと移り変わる合図となります。
春がやってくると聞くと嬉しくなる方も多いと思いますが、春一番は海を荒らしたり、雪どけ災害を引き起こしたりと危険な風でもあります。
日本海側の地域では先日まで1週間ほど続いた寒波の影響で、平年よりもかなり多く雪が積もっていますが、東北や北陸の山沿いでも雪ではなく雨になるところが多く、なだれや屋根からの落雪、路面状況が悪化する恐れがあります。
急な斜面や軒下にはなるべく近づかず、車はいつも以上に慎重に運転するなど十分にお気を付けください。
北海道、青森県、山形県、福島県、新潟県、富山県、石川県、福井県、群馬県、長野県、岐阜県、滋賀県、京都府、兵庫県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、愛媛県
■あす13日(木)は一転…関東でも冬の風強く北日本は大雪も
あす13日(木)は各地に雨を降らせた低気圧が日本の東海上に離れ、日本付近は西高東低の強い冬型の気圧配置となるため、一転して北から寒気が流れ込みます。天気図の等圧線の間隔が狭く、北日本では警報級の暴風、猛ふぶきとなる恐れがありますが、関東でも北風がかなり強く、風冷えの一日となりそうです。マフラーや風を通しにくいダウンジャケットを活用してください。
また、北陸から北の日本海側では山沿いを中心に再び大雪の恐れがあります。
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■週末は3月並みの陽気も来週は再び寒波襲来か■週末は3月並みの陽気も来週は再び寒波襲来か
15日(土)になると西から高気圧が張り出すため冬型と寒さが緩み、16日(日)の東京は最高気温15℃予想と桜が咲くころの陽気になる見通しです。
このまま春へと向かってくれれば早咲きの河津桜などが一気につぼみを膨らませてくれそうですが、残念ながら来週は再び寒気よりも影響が長引く「寒波」が予想されています。
17日(月)ごろから全国的に冬の寒さが戻り、日本海側では長期間、大雪や猛ふぶきになる恐れがあるため、今後の情報にお気を付けください。


