社会

2025年2月24日 12:18

暖かくなると増大する危険とは?夏に匹敵する降水量がポイントに

暖かくなると増大する危険とは?夏に匹敵する降水量がポイントに
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今月17日(月)から一週間以上続いた寒波もきょう24日(月)が最終日です。日本海側では、この一週間で1m以上の雪が降り、積雪が急増しました。青森県の弘前と秋田県の鷹巣、阿仁合では40年以上の観測の歴史の中で1番の積雪となりました。

■駆け足でやってくる春

寒波が過ぎた後は急速に春がやってきます。今週後半は3月並み、週末には4月並みの暖かさとなる所が多い見込みです。暖かくなるのは嬉しいですが、心配なのが雪解けです。

週後半は4月並みの陽気も
週後半は4月並みの陽気も

■雪解けによる災害 

1 融雪洪水
今年は相次ぐ寒波で日本海側の降水量が平年より多くなっています。過去1カ月の降水量は、新潟県で500mmを超えている所があります。
【30日間降水量(1月25日〜2月23日)】
松代(新潟) 579.5mm
高田(新潟) 557.5mm
守門(新潟) 540.5mm

これは太平洋側の夏の雨に匹敵する降水量です。例えば高知市の7月1カ月の降水量は平年で357.3mmです。おおげさに言えば、高知市での7月1カ月分に相当する水分が、現在の新潟県には雪の形で地表に蓄えられていることになります。(厳密には降った雪がすべてとけ残っているわけではありません。)
この雪が一気にとけだすと、河川の水位が上がって洪水が発生したり、道路が冠水したりする恐れがあります。大切なものは、家の高い箇所に移動させるなど対応をしてください。
夏の太平洋側に匹敵する降水量 災害警戒
夏の太平洋側に匹敵する降水量 災害警戒
2 土砂災害
気温が上がりとけた水分が地中に染み込み、土砂災害が発生しやすくなります。大量の水分だけでも危険ですが、さらにこの時期は土砂災害を発生しやすくする仕組みがあります。
夜はまだ冷え込みが強い時期なので地中の水分が凍ります。水は凍ると体積が増えるため、地中に割れ目を作ります。割れ目を作った水分が昼間はとけて、空いたスペースにまた雪解け水が流れ込み、夜は再び凍ります。これを繰り返していくと割れ目が大きくなって土砂が崩れやすくなります。崖など危険な場所には近づかないようにしてください。
3 全層雪崩
気温が上がって雪解けが進むと、斜面上の雪がすべり落ちる「全層雪崩」が発生しやすくなります。ひと冬を通して押し固められた重たい雪が落ちてくるので、小さな雪崩であっても破壊力が大きくなります。
4 屋根からの落雪
屋根に積もった雪がとけると、屋根と雪の間に水の層が出来て摩擦が減ります。すると屋根の上の雪が一気にすべり落ちて、落雪が起きやすくなります。除雪がされていない屋根の下は出来るだけ歩かないようにしてください。
  • 週後半は春本番の暖かさ
  • 週後半は4月並みの陽気も
  • 夏の太平洋側に匹敵する降水量 災害警戒