社会

2025年3月17日 12:08

爆弾低気圧襲来で列島は春の嵐 西からさらに別の低気圧 関東も大荒れ 雷雨に注意

2025年3月17日 12:08

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きょう17日(月)、列島を沿うようにして進む低気圧が急速に発達中です。中心気圧は朝までの24時間で26hpa下がりました。いわゆる爆弾低気圧に相当する発達度合です。この影響で、北海道のえりも岬では瞬間的に40mを超える台風クラスの暴風を観測したほか、愛媛県の宇和島市でも風速25m以上の危険な風を観測するなど広い範囲で風が強まりました。また、広島県の北広島町や北海道の太平洋側の各地では、半日で30cmを超える降雪を観測し、大雪となっています。この春の嵐をもたらした爆弾低気圧は列島から足早に離れていきますが、北日本を中心に17日は風の強い状態が続くほか、北海道の道東やオホーツク海側など、普段比較的雪の少ない地域で雪が強まるため、17日夜にかけて警戒が必要です。猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に警戒してください。電線への着雪で停電が発生する恐れもあります。

■次々と低気圧 あすも西から荒天

18日から19日にかけても大気不安定で雷雨や雪に
雷の発生確率(19日未明)

列島には次々と低気圧がやってきます。あす18日(火)は上空に強い寒気を伴った低気圧が西から近づく予想です。大気の状態が非常に不安定となるため、広い範囲で雷の発生確率が高まります。19日(水)にかけて急に強まる雨や風、落雷や突風などに注意が必要となりそうです。また、この低気圧の影響で、関東は一部で雪が予想されています。雪が降るのは関東の北部や山沿いが中心ですが、南部も強風や雷雨となるため交通への影響に注意しておいてください。

■週末から春本番の陽気 桜開花へ一直線

週末から各地で春本番の陽気
週間予報

このところ変わりやすい天気が続いていましたが、春分の日の20日(木)からは、広い範囲で比較的安定した晴れの天気が続く見込みです。さらに、週末以降は西日本から東日本で日中の気温が20℃前後と暖かな日がしばらく続く見込みで、そのまま桜の開花を迎えそうです。ただ、花粉症の方にはしばらくつらい日が続くほか、生活環境の変化などから体調を崩しやすい時期でもあります。体をいたわって元気に新年度をお迎えください。

桜の開花予想日(3月13日ウェザーマップ発表)
3月22日:鹿児島 東京
3月23日:熊本 高知
3月24日:福岡 名古屋
3月27日:大阪 京都
3月31日:仙台
4月1日:彦根 金沢
  • 雷の発生確率(19日未明)
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