■西から天気下り坂 強雨や雷雨に注意
いよいよゴールデンウィークがスタートしましたね。きのう27日(日)は広く晴れてお出かけを楽しんだ方も多いでしょう。筆者は残念ながら、気象予報士になってからゴールデンウィークとは縁のない生活を送っているのでうらやましい限りです。
ただ、きょう28日(月)は低気圧や前線の影響で西から雨が降り始めています。午後は東日本にも雨の範囲が広がり、関東でも夕方以降は本降りとなる予想です。
鹿児島県の奄美地方では1時間に30mm以上の激しい雨を観測しましたが、西日本や東日本の太平洋側でも雨が強まるかもしれません。また、東京湾周辺は同時に風も強まりますので、大きめの頑丈な傘を持っておくといいでしょう。
■あす北海道は季節外れの積雪に注意
雨の予想を見ると、この雨は今夜いっぱいでやむところが多くなります。ただし、北陸や北日本はあす29日(火)も雨や雷雨の恐れがあり、強まる風にも注意が必要です。
また、北海道では季節外れの雪になりそうです。特に北海道東部の地域はあさって30日(水)にかけて内陸や山沿いを中心に30cm前後の雪が積もる恐れもあります。
きのう27日(日)は札幌で桜が満開に、きょう28日(月)は帯広で桜が開花するなど、北海道といえどすでに春が訪れていて、冬の根雪は溶けています。現地の方も夏タイヤに替えはじめているようで、GW期間中に北海道を車で移動する予定の方は、道路状況などにもご注意ください。
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■GWの天気は周期変化 タイミングをみてお出かけを■GWの天気は周期変化 タイミングをみてお出かけを
今年のゴールデンウィークは高気圧と低気圧が交互にやってきて、天気は周期的に変わる予想です。
カレンダー通りの休みの方は関東から西日本に出かけるならあす29日(火)や5日(月)がお出かけにはおすすめ。2日(金)以外は雲が多めながらもまずまずの行楽日和になりそうです。25℃以上の夏日になるところも多いため、無理をしすぎずに楽しんでください。
北陸や北日本は天気がぐずつく日が多いです。そんな中でも3日(土)の午後や5日(月)は晴れ間が出るかもしれません。
天気予報をうまく活用し、ゴールデンウィークの計画を立ててみてください。


