梅雨前線や低気圧の影響で、29日の沖縄や奄美地方では今年一番の雨となった。30日は関東で警報級の大雨となる恐れもある。厳重な警戒が必要だ。
■今年一番の大雨 道路冠水も
横浜市の30日朝の最低気温は14.5℃。3月並みの気温となり冷たい雨が降る中、通勤客は皆、足早に駅へと歩いていた。
伊豆諸島の三宅島では、最大瞬間風速21.7メートルを観測(午前7時ごろ)。強い風でカメラが揺れ、堤防には白い波が打ち付けていた。
29日、梅雨前線や寒冷渦の影響で大気が不安定になり、激しい雨が降った沖縄、奄美地方。那覇市では29日、激しい音とともに大粒の雨が打ち付けた。
打ち付ける雨で視界が悪くなり、傘も役に立たない状態に。
那覇空港では、屋根から滝のように雨水が流れ、沖縄市では道路が冠水。一時洪水警報が発表されるなど、沖縄や奄美地方では今年一番の激しい雨を観測した。
この寒冷渦の影響は世界各地でも見られた。
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■7センチ巨大ひょう フランスの街を襲う■7センチ巨大ひょう フランスの街を襲う
今月に入り、世界各地では寒冷渦の影響で竜巻やひょうの発生が相次ぎ、甚大な被害が出ている。
強い風が吹き荒れるなか、周囲の地面にたたき付けるのは、大粒のひょう。ひょうが当たって折れたのか、木の枝や葉が次々と落ちていくのが分かる。
今月19日、フランス南西部トゥールーズ近郊の小さな街を突然の嵐が襲った。
庭に置かれたトランポリンに当たり飛び跳ねる無数のひょう。大粒のひょうは、あっという間に道路を埋め尽くすほどに。
別の場所では、強風で木が大きく揺れ、ひょうは大きな音を立ててプールに降り注ぎ、水しぶきを上げていた。
この辺りでは直径7センチにも及ぶ大きなひょうが降り注いだという。
■卵より大きいひょうが車を破壊 中国
寒冷渦によるひょうは中国・北京でも起きた。不安定な大気の影響で、ひょうを伴った雷雨に見舞われた。
手に持っているのは降ってきたひょう。ニワトリの卵を超える大きさだ。
「見てくれよ。全部めちゃくちゃだ」
ひょうが打ち付け穴が開いた車のリアウィンドウのガラス。中には、こんな対策をする人も…。
北京市内の道路では渋滞が発生。車を傷付けたくないドライバーが、ひょうを避けるために高架橋の下やトンネルの出口で停車。その影響で大渋滞となったのだ。
後続車のドライバーは怒り心頭…。
■突然竜巻「30秒でスクラップ」
中国ではひょうだけでなく、竜巻の被害も発生した。
走行中のスクーターの目の前に突然、竜巻が出現。巻き上げられたがれきが目の前に迫り、慌ててUターン。
竜巻から逃げながら撮影した映像には、はるか遠くまでがれきが飛ばされる様子が映されていた。
「たった30秒でみんな吹き飛ばされて、スクラップになっちゃったよ」
現地気象当局によると、この日、竜巻が工業団地を通過。倉庫など多くの建物に甚大な被害をもたらしたという。
中国北部の内モンゴル自治区。囲いの中にいるのはたくさんの羊。突然、羊たちは囲いの隅の方へ。1カ所に集まった次の瞬間…。
すぐ近くを通過した竜巻により、吹き飛ばされる屋根。しかし、羊たちは迫る危険を察知したのか「防御態勢」を取り、無事だった。
内モンゴル自治区は、巨大な竜巻など大きな自然災害に度々見舞われる地域で、地元住民によると、羊たちが危険に対処する能力を発達させてきたのではないかと話している。
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■世界で異常気象 なぜ5月に?■世界で異常気象 なぜ5月に?
寒冷渦は、なぜ世界各地で異常気象をもたらすのか。
「寒冷渦というのは、上空が冷たいんです。上空と地上の温度の差が非常に大きいんです。だから激しい気象が起きやすい。寒冷渦が起きると、ひょう、竜巻、豪雨が起こります。今年、特に5月は非常にたくさんの寒冷渦が発生しています。これはかなり異様ですね」
関東では、未明から徐々に雨が強くなり、渋谷のスクランブル交差点でも大粒の雨が打ち付けた。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年5月30日放送分より)












