戦後80年にあたり、天皇ご一家が沖縄を訪れ、戦没者を慰霊されました。3人そろわれての慰霊の旅は、両陛下の強い思いで決まったそうです。愛子さまは初めての沖縄訪問です。
・ご出発
皇居を出発し、羽田空港から特別機に乗り込み、沖縄県に向かわれました。
・那覇空港に到着
沖縄県の玉城デニー知事らが出迎えました。
・沖縄平和祈念堂
天皇ご一家の到着に合わせ、沿道には日本国旗やカメラを手にした多くの人たちが集まっていました。
・国立沖縄戦没者墓苑
沖縄戦の犠牲者、18万人以上の遺骨が納められた納骨堂の前に、花を供えられました。
戦没者墓苑での供花を終えたご一家は、関係者一人ひとりと言葉を交わされます。お三方とも大きくうなずきながら、愛子さまが言葉をかけられる場面も見られました。
・平和の礎(いしじ)
「平和の礎」には、24万人を超える戦没者の名前が刻まれています。真剣な表情で、説明に聞き入られます。
・平和祈念資料館
戦争体験者や語り部から話を聞きました。
・元豆記者らとの懇談
豆記者を経験した金城若葉さん(大学4年)
「豆記者との交流を、こんなにも沖縄のことを思ってくれて、長く続けてくれていることにありがたいという気持ちと同時に、私たちも皇室の皆さまのことを知りたいと思う」
・小桜の塔
戦時中にアメリカの潜水艦によって撃沈された学童疎開船「対馬丸」の犠牲者らを慰霊する「小桜の塔」で供花されました。
・対馬丸記念館
出迎えた男性に、陛下は「前にお会いいたしました。本当にいろいろ大変でございましたね」と声をかけられました。
対馬丸記念館を初めて訪れた天皇陛下は館長の説明を熱心に聴き、「漂着された方はどうしたのですか」などと質問されました。
・海洋博物館
時おり腰をかがめながら、模型をじっくりご覧になります。
・首里城の修復作業を視察
首里城の修復作業を視察されました。
・那覇空港出発
2日間の沖縄ご訪問。
天皇皇后両陛下は4日に「初めて訪れた愛子も苦難の道を歩んできた沖縄の人々の歴史を深く心に刻んでいました」と感想を寄せられています。